フルスペクトルLED?REEF BREEDERSの性能はいかに?
なかなか、水槽の変化の様子がお伝えできずすいません。
鼻たれ小僧の海坊主です。
以前から、ライトシステムを変更すべくライトスタンドの制作やら配線周りの見直しをしていたら更新が遅くなりました。
今回の本題は最近地味に名前をちらほら聞くマリンアクア用フルスペクトルLEDライトの性能はいかに?
という事で、REEF BREEDERSの設置からレポートを綴っていきます。
まずどうしてライトシステムを見直すことにしたのか。今までのライトシステムでもソフトコーラル各種やLPSと魚ぎゅうぎゅう水槽は維持できていました。
しかしSPSはどうも色上がりしないしミドリイシはウンコ色から数ヶ月で白化しだす始末・・・まあこれは他にも色々理由はありますが・・・
で、もうひとつの悩み。いくらLEDといえど多灯していると温度が一気に上昇します。ライトに触れると熱い熱い・・・
60cm水槽で一台でフルスペクトル&120W&放熱ファンという条件で探すとREEF BREEDERSという謎の物体に行き着きました。
お値段も不安しかない驚きの価格なので怪しさ満点ですが・・・まあ逆に言えば外れてもそんなに被害を受けずにすむやんという単純な思いつき。
今まで色々なライトを検討しました。BHのKRシリーズ。MGのT5ライト。最近ではMICMOLのAqua ProにOrphekのATLANTIKやPacific SunのDiunaT5など有名どころから未開の海外の最新ライトシステムも調査調査!
どれもこれも惹かれますが・・・
予算がない。
理由はただひとつ。イニシャルコストとランニングコスト。wwwww
さてここでREEF BREEDERSの商品説明のスペックを見てみましょう。(※商品説明文より抜粋)
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新品の120w 10色(full spectrum)のLEDシステムです。アメリカのREEF BREEDERSのカスタムライトです。本体の色はブラックです。
3wのBRIDGELUX LEDが55個付いています。
チャンネル1は28個のLEDで450nmのロイヤルブルー 22個、460nmディープブルー 6個付いています。
チャンネル2は27個のLEDで ホワイトの3500K 6個、7500k 6個、10000-12000k 4個、400nm UV 2個、420nm バイオレット4個、450nm ロイヤルブルー 1個、495nmシアン 2個、630nmのレッド 1個、660nmのレッド 1個付いています。
両方ともダイヤルを回して0-100%まで調節して明るさと色を決めることが出来ます。例えばブルーチャンネルを100%,白いチャンネルを30%にすると20000kぐらいの色になります。 両チャンネルを100%にすると大体14000k-16000kになります。
通常LEDライトだと一個のLEDチップが消えると本体の交換になることが多いと思いますがこちらのライトは1個1個のLEDを自分で簡単に取り外して交換出来ますので長く楽しんで使用して頂けると思います(60wのハンダこてが必要)。位置を換えたり別売りのLED(1個200円)を買って自分好みの色を作ることもできます。
LEDの周りに90度のOPTIC LENSが付いているのでPARレベルはとても高いです(OPTIC LENSを外すと120度になります)。ミドリイシやシャコガイも強い光で良い環境になります。
PAR LEVELS
30-35cm=876 PAR
40-45cm=836 PAR
45-55cm=501 PAR
75-80cm=352 PAR
本体のSPEC:
長さ:40.6cm
高さ:6.35cm
奥:21.6cm
重さ: 2.88kg
色: ブラック
MAX 120w 50/60Hz
箱の中:
本体 1台
コンセントのケーブル2本(PSEマーク)
鰤下げるワイヤーキット
白と青だけのLEDシステムではサンゴに物足りないです。このライトはサンゴに必要な色がすべて入っています。突然フルパワーにするとサンゴが悪くなる可能性が高いのでこのライトだと少しずつ強くすることができサンゴが少しずつ慣れ良い環境を作ることができます。
本体1台で90cmの水槽までに利用可能。120cmの水槽の場合は本体2台必要になります。私の水槽は240cmでライト4台でぴったりです。
この値段でこの品質は他社メーカーに負けないコストパフォーマンスだと思います。
是非、使ってみてください。
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ん~悪くないかも・・・でも使ってみない事には話になりません。で、購入。即到着。
箱の中にこんな紙が・・・
色々と突っ込みたいですが・・・
とりあえず通電確認・・・
おお~かなりの明るさ!
ここからライトスタンドを取り付けて、実装!
点灯式。
明るいだけではなくぐっと色味が濃くなりました。※注意 当方はコンデジやデジ一などは使用していません。iPhoneの普通のカメラで撮影している為、画像はあまり参考にならないかもです。
ただ、我が家の唯一の生き残りの瀕死のミドリイシ(半分ほど白化・・・)が綺麗な発色をしています。
ではその他のサンゴを見てみましょう。
まずはトサカ。
イヤラシイ色になりました。wwwww
続きましてウミアザミ。
そしてスターポリプ(極太極ロングポリプ)。別名 男山
アワサンゴ 別名 千手観音
ハナガサ
シャコ貝達
マメスナは他のサンゴに埋もれて見れません・・・
まあ、雰囲気は変わりました。今後の変化が楽しみですね。
では水槽全景を!!!!!
他にもよく見る普通のスターポリプ、ツツウミヅタ、マルハナガタサンゴは別水槽で飼育中です。
SPSを長期飼育できる環境に少し近づいたと思います。
今後も継続的に観察していきます。
とりあえず、現状お伝えできる事は。
様々なサンゴを育成する為に比較的スッペクが高くて簡単に安く設置するならアリではないでしょうか。
そして海外製品を使用する上での注意。しっかりとした輸入代理店のあるメーカー製を使用しましょう。
このREEF BREEDERSは2年保証を語っていますが、所詮個人の範囲内の対応でしょう。
お金があって本格的にミドリイシパステルカラーを作り上げるなら、いいものを購入しましょう。
個人的には展示品を見てスペクトルも測定してもらって取り扱いの説明もしてもらったOrphekのATLANTIKが一番使ってみたいフルスペクトルLEDだと思います。
今回、LEDについてつらつらとしょうもない記事を書きましたが決してメタハラ否定派ではありません。
今でもメタハラでSPSをがんがん育てている方が多いのは事実ですし、非常に高い光量で安定した飼育も可能です。
しかし、狭小賃貸住宅の我が家ではメタハラ多灯は非現実という事と、現在のLEDの進化に伴い新たなシステムが構築されている事は間違いないと思います。
これからも初心者がいかに低コストに自分好みの海水水槽を作り上げるかという当初の目的をもとにつまらないブログを発信していきます。
追伸。魚は現在、カクレペア、デバ7匹、小型ヤッコ2匹、ハゼ1匹、ベラ1匹の合計13匹です。魚が焦げたら追加報告します。笑
13匹集合!